南アフリカ代表”スプリングボクス”が自国でアイルランド代表と対戦したテストマッチシリーズの第2戦が7月13日にハリウッドベッツ・キングスパーク(ダーバン)でおこなわれ、アイルランドが25-24で接戦を制した。
ワールドラグビーのランキングで1位の南アフリカと2位のアイルランドとの2連戦、初戦で敗れたアイルランドが雪辱を果たした。
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試合開始早々、南アフリカのLOフランコ・モスタートが出血する激しい立ち上がり。
先制はアイルランド。前半6分に相手のオフサイドで得たPGをSOジャック・クロウリーが決めて3点を奪った。
さらに14分、アイルランドが中央を突破し、最後はSHコナー・マレーがグラウンディングしてトライ。SOクロウリーのコンバージョンも成功し10-0とした。
ここから南アフリカも反撃開始。19分にSOハンドレ・ポラードがPGを決めて3点を返す。以降もアイルランド陣内に攻め入る南アフリカが、35分にもPGを入れて6-10とした。
その後、38分、43分にアイルランドがPGを決めて前半をアイルランド10点リードの16-6で終える。
後半に入り攻勢を強める南アフリカ。
後半5分にSOポラードがPGを沈め、3点を返す。7分にはアイルランドのNO8ケイラン・ドリスが南アフリカのHOマルコム・マークスに対し両手をかけ回転しながら地面に落とす「クロコダイル・ロール」を犯し、シンビンを受ける。このペナルティのショットを決めて、スコアを12-16とした。
南アフリカはここから13分、17分に連続してPGを決めて18-16で逆転に成功。
19分にアイルランドがPGで再逆転するも、21分、25分に南アフリカがPGで連続得点を重ねてスコアを24-19とした。
5点ビハインドのアイルランドは左サイドをFW陣で攻めてインゴールに入るも、トライは認められず。
直後、ゴールラインドロップアウトで南アフリカのSOポラードが蹴ったボールから、途中出場のSOキアラン・フロウリーがハーフウェイライン付近で放ったDGを決めて、後半30分に3点を追加し22-24とする。
試合終了直前、さらに攻めるアイルランド。敵陣22mラインまで侵入し10mラインまでボールを戻したところで、再びSOフロウリーがDGを狙い、成功。ここでノーサイドの笛が鳴り、最終スコア25-24でアイルランドが逆転勝利を収めた。
第1戦のリベンジを果たしたアイルランドの7月のテストマッチシリーズはこの試合で終了。次のテストマッチは11月8日にアビバスタジアム(ダブリン)で「オータムネーションズシリーズ」初戦にニュージーランド代表”オールブラックス”を迎える。
敗れた南アフリカは今後、7月20日にトヨタスタジアム(ブルームフォンテイン)でポルトガルと対戦し、8月10日に開幕するオーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチンとの対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」に臨む。