ニュージーランド代表がイングランド代表を迎えるテストマッチシリーズの第2戦が7月13日にイーデンパーク(オークランド)でおこなわれ、ニュージーランド代表“オールブラックス”が24-17で勝利し、2連勝を果たした。
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イングランドのキックオフで始まった前半、最初にスコアが動いたのは11分。敵陣22mエリア内に侵入していたニュージーランドが右から左に展開し、WTBマーク・テレアが大外にトライ。SOダミアン・マッケンジーがコンバージョンを成功させ、7-0で先制した。
直後の14分、敵陣22mライン手前まで侵入したイングランドのSOマーカス・スミスがキックパス。右サイドのWTBイマニュエル・フェイワボソがキャッチして2人を抜き去りトライ。SOスミスがコンバージョンも成功させ、すぐさま7-7の同点に追いついた。
18分にはニュージーランドがアンストラクチャーからチャンスをつくる。WTBテレアが抜け出しゴールライン直前でFBペロフェタへパスを放つも、イングランドのSOスミスがトライを防ぐインターセプト。勝ち越しは許さない。
しかし、その後ニュージーランドは20分と38分に2本のPGを成功させ、スコアを13-7に引き離した。
前半終了直前、アドバンテージが出る中、イングランドのSOスミスが右サイドへキックパス。WTBトミー・フリーマンが188センチの長身を活かし、掴んでトライを決めた。コンバージョンも沈め14-13で逆転に成功し、イングランドのリードで前半が終了。
後半9分、敵陣の22mライン付近の中央でペナルティを得たイングランドがショットを選択し、SOスミスがPGを成功。17-13に引き離す。
21分には、途中出場したニュージーランドのFBボーデン・バレットが左サイドでラインブレイクし、大外のWTBテレアにラストパスが渡りトライを奪った。コンバージョンは外れるも18-17でニュージーランドが逆転に成功。
続く29分、35分にPGを入れたニュージーランドがリードを広げ、スコアを24-17とした。
1T1Gで追いつく7点差で迎えた試合終了直前、イングランドが左サイドのラインアウトモールからインゴールに入るも、オブストラクションの判定を受けて得点はならずに試合終了。
就任2戦目の指揮を執ったスコット・ロバートソンHC率いるニュージーランドが勝利を収め、イングランドとのテストマッチシリーズ2連勝を達成。1994年から続く“要塞”イーデンパークでの無敗記録を49に伸ばした。
ニュージーランドは今月19日(現地時間)にスナップドラゴン・スタジアム(アメリカ・サンディエゴ)でフィジーと対戦し、その後8月から9月にかけてオーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンと対戦する「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」に臨む。
10月26日には日産スタジアム(横浜)で日本代表とのテストマッチが組まれている。