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ロバートソンHC初勝利!ニュージーランドがイングランドを1点差で制す。

2024.07.06

イングランド戦勝利の証である「ヒラリーシールド」を持つスコット・ロバートソンHCとLOスコット・バレット(Photo: Getty Images)

 ニュージーランド代表とイングランド代表が7月6日にダニーデン(ニュージーランド)のフォーサイスバースタジアムで対戦し、16-15でニュージーランドが1点差の接戦を制した。

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 決勝で南アフリカに敗れ準優勝に終わった23年のラグビーW杯フランス大会以来のテストマッチとなるニュージーランド代表“オールブラックス”。
 イアン・フォスターHCの後任は、クルセイダーズの指揮官としてスーパーラグビー6連覇を成し遂げたスコット・ロバートソン氏が務めている。新キャプテンには、この試合に4番で先発出場するLOスコット・バレットを任命していた。

 一方、23年W杯で3位となったイングランドは、大会から引き続きスティーブ・ボーズウィックHCが指揮を執っている。ニュージーランドに渡る前の6月22日には日本と国立競技場(東京)で対戦し、52-17で勝利を収めていた。

 互いに慎重さが見られた試合開始後の4分、ニュージーランド陣内10mライン上でのスクラムでニュージーランドがコラプシングの反則を犯した。この位置からイングランドのSOマーカス・スミスがPGを狙うもボールは左に逸れる。

 16分、今度はニュージーランドが14フェーズを重ねて攻め込んだ。アドバンテージが出る中、SOダミアン・マッケンジーの右サイドへのキックパスをWTBセヴ・リースがキャッチし、タッチライン際でトライ。ニュージーランドが先制点を奪った。
 SOマッケンジーのコンバージョンは外れ、スコアは5-0となった。

 しかしその5分後、敵陣22mエリア内右サイドでのラインアウトを獲得したイングランドは、キャッチ後のランでLOマロ・イトジェがトライ。SOスミスがコンバージョンを成功させ、7-5と逆転した。

 シーソーゲームが展開された前半は直後の24分、ニュージーランドのFBスティーブン・ペロフェタがラインブレイク、NO8アーディ・サベアがラストパスを受けた。コンバージョンは失敗するも、10-7で再逆転した。

 39分にはブレイクダウンでの交錯でニュージーランドのSH、TJ・ペレナラが膝を傷める。それで接点への到着が遅れた影響もあり、自陣10mライン付近でノットリリースザボールのペナルティを取られる。
 43分にその位置からのPGをSOスミスが成功させ、10-10で前半を折り返した。

 後半、最初にスコアが動いたのは8分だ。ゴールラインまで迫ったイングランドが14フェーズ目に左サイド大外のWTBイマニュエル・フェイワボソにパスが渡る。イングランドが勝ち越し、スコアを15-10とした。

 その後は14分、25分にニュージーランドのSOマッケンジーがPGを成功させ、スコアを16-15とする。

 互いにミスの許されない時間帯が続くがスコアは動かず、このまま試合終了。ロバートソンHC率いるニュージーランドが1点差となった接戦を制し、新体制の初陣を勝利で飾った。

 両チームのシリーズ第2戦は7月13日にオークランドのイーデンパークでおこなわれる。
 イングランドは2003年以来となるアウェーでの対ニュージーランド戦勝利を目指す。

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