初対戦から153年の歴史があるスコットランド代表とイングランド代表が、エディンバラのマレーフィールドで現地時間2月24日、シックスネーションズ(欧州強豪6カ国対抗戦)の第3節として激突し、ホストチームのスコットランドが30-21で制した。
スコットランドは対イングランド戦4連勝となり、両チーム間の勝者に贈られるカルカッタカップを手にした。今季シックスネーションズの成績は、ともに2勝1敗となった。
ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」
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イングランドに10点先取されたスコットランドだったが、前半19分、中盤のスクラムから展開してCTBヒュー・ジョーンズが抜け、サポートしたWTBドゥハン・ファンデルメルヴァがトライを奪い返した。
3点差に詰めて迎えた29分には、イングランドのロストボールから攻めに転じ、ファンデルメルヴァが左外を振りきって約60メートル力走し、逆転した。
17-13で折り返したスコットランドは、さらに44分(後半4分)、LOスコット・カミングスのラインアウトスチールで攻撃権をつかみ、いったん、相手のキックチャージでプレッシャーをかけられたものの、ボールを処理したCTBキャメロン・レッドパスがうまく切り返して抜け、敵陣22メートルラインに迫ると、クイックリサイクルからSOフィン・ラッセルがクロスキックを放ち、それを確保したファンデルメルヴァがインゴールに持ち込みハットトリックとなった。
共同主将のラッセルは正確なゴールキックでも着実に得点を重ね、リードを拡大。
スコットランドはこの試合、FWの接点での奮闘も光り、堅い守りでもイングランドを苦しめ、ライバル対決を制した。