ラグビーワールドカップ2023フランス大会を最後に引退することを表明していたニュージーランド代表フッカーのデイン・コールズだが、もう少し、キャリアを続けることにした。年内で37歳となるコールズが有終の美を飾る舞台は、日本のリーグワンだ。11月1日、クボタスピアーズ船橋・東京ベイが獲得を公式に発表した。
リーグワン連覇を狙うディフェンディングチャンピオンのスピアーズだが、昨シーズンの初優勝に大きく貢献した南アフリカ代表のマルコム・マークスがワールドカップ期間中に重傷を負い、2023-24シーズンはプレーできないため、同じく世界トップレベルの経験豊富なフッカーであるコールズの獲得に動いた格好だ。
コールズはニュージーランド代表“オールブラックス”の一員としてこれまで90キャップを重ね、ワールドカップは3大会出場、2015年大会は黒衣の2番をつけて優勝カップに輝いた。また、国内大会はウェリントンで、スーパーラグビーはハリケーンズで活躍し、キャプテンとしての経験も豊富で頼もしい男だ。
スピアーズは「フッカーとしてのラインアウトやスクラムといったセットプレーの安定感はもちろん、ランやパスなどフィールドプレーでも存在感を発揮する選手。プロのキャリアをスタートさせて以来、国代表を含めて総試合出場数300試合を超える経験豊かな選手でもあり、その経験値や人間性はリーダーシップも期待できます」と高く評価。コールズ本人も日本でのプレーを希望していたこともあり、今回の入団に至ったという。
コールズは12月1日にスピアーズに合流し、入団会見をおこなう予定。