ニュージーランドの強豪セントピーターズカレッジに所属し、昨季オークランドの高校選手権決勝の舞台に立った岸本類が、またひとつ勲章を手にした。高校2年生にしてオークランドをフランチャイズとするスーパーラグビークラブ、ブルーズのU18チームに選出されたのだ。
今シーズンのセントピーターズは、去年よりFWがサイズダウンしたもののBKはパワーアップし、下馬評では優勝の有力候補に推されていた。しかし7勝1敗で迎えた終盤の3試合で痛い連敗を喫し、結果的には6位で終了。上位4校によるプレーオフ進出を逃す悔しいシーズンとなった。
しかしリーグ戦全試合で10番を背負った岸本は、その活躍を認められ昨年のU16に続いて今年はオークランドU18代表に選出された。代表ではSHとSOの両ポジションをカバーする貴重な存在として3試合に出場し、好パフォーマンスを発揮。数少ない高校2年生でのブルーズU18入りを勝ち取った。
今後ブルーズU18チームは10月3日から4日間のキャンプを実施し、同7日にはチーフスU18とのゲームに臨む。目指すはニュージーランド高校代表、そしてスーパーラグビープレーヤーへ。ラグビー王国で順調に成長を続ける岸本のさらなる飛躍を期待したい。