イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドの一流選手を集めて4年に一度チームを結成するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズが、2025年に実施するオーストラリア遠征の試合日程を発表した。
ツアーは同年6月下旬から始まり、オーストラリア代表“ワラビーズ”とのテストシリーズ(3戦@ブリスベン、メルボルン、シドニー)のほか、スーパーラグビー・パシフィックに属する5チームとも対戦し、さらに、オーストラリアとニュージーランドの選手で編成される連合チームとも試合をおこなうことが決まった。
オーストラリア&ニュージーランドの連合チームがライオンズと対戦するのは、1989年の「ANZAC XV」以来となる。タスマン海をはさむライバル関係の選手たちで編成される連合軍も、注目のドリームチームとなりそうだ。
ライオンズの前回のツアー、2021年の南アフリカ遠征はコロナ禍で無観客のなかおこなわれたということもあり、ライオンズの最高経営責任者であるベン・カルブリー氏は2025年へ向け、「歴史上最も待ち望まれているシリーズのひとつになることを見据えて、ツアースケジュールを発表できることをうれしく思う。史上最高のライオンズツアーにしたい」とコメントした。
なお、ワラビーズとのテストマッチ第2戦がおこなわれるメルボルン・クリケットグラウンドは10万人を収容でき、ラグビーの試合における史上最大級の観客動員が期待される。