ニュージーランド代表入りを目指す選手からなるオールブラックス・フィフティーンは7月15日、熊本・えがお健康スタジアムで日本代表とぶつかる。
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東京・秩父宮ラグビー場ではJAPAN XVと名乗る同じ相手に挑み、38-6で勝っている。オーストラリア代表選出歴のあるジャーメイン・アインスリーは、その時に続いて右PRで先発する。
「コーチングスタッフが分析し、情報を精査してくれています。フィールド上で何をすべきか整理している。(初戦は)全員の力が結集され、あのような結果になったのだと思います。(次の日本代表は)きっとさらに高いパフォーマンスを出してくる。タフな試合になるのはわかっている。しっかりトレーニングしてきました」
フォーカスするのはスクラムだ。日本代表はFW8人が固まり、間合いを詰める。初戦ではオールブラックス・フィフティーンが押し込まれることもあっただけに、アインスリーは気を引き締める。
「日本のスクラムは上手。(互いの)隙間をなくし、(ぶつかり合う瞬間の)インパクトを減らすんです」
短時間で対策するのは簡単ではないが、相手の土俵に乗らないよう手を打ちたい。
プレーが動き出したら、NO8の姫野和樹を警戒する。ハイランダーズでプレー経験のある姫野を「ボールを持たれたら苦しくなる。要注意」とする。
その他、2試合連続でスターターとなったセミシ・マシレワ、ジョネ・ナイカブラといった両WTBにも「スペースで危険な動きをする」と視線を送る。接点で圧をかけ、日本代表のハイテンポな攻めを鈍らせたい。