ラグビーリパブリック

オールブラックスXVのビリー・ハーモン、元同僚の姫野和樹とのマッチアップ心待ちに。

2023.07.08

オールブラックスXVの共同主将を務めるビリー・ハーモン(撮影:松本かおり)


 いま住んでいるニュージーランドのダニーデンでは最近、雪が降ったらしい。ところがこの1週間は、関東地方のうだるような暑さに悩まされている。

「だいぶ、日焼けしています。準備万端」

 来日から約1週間を過ごしたオールブラックスXV(フィフティーン)のビリー・ハーモンは、7月8日、日本代表からなる「JAPAN XV」と戦う。7日は試合会場の東京・秩父宮ラグビー場で前日練習をおこない、試合直前に披露するハカの立ち位置も確認した。

 チームはオールブラックスことニュージーランド代表の予備軍にあたる。FW第3列でリザーブスタートのハーモンは、こう意気込んだ。

「全員にとって、トップチーム(ニュージーランド代表)に入れることを示す場。いいプレーをすれば褒美があると思っています。才能豊かな選手がいるので、皆で自由にプレーしたい。オールブラックスほどのプレッシャーはないので、もっと自由にプレーできると思います。私も自分の価値を出します。コンタクト、ブレイクダウンとも、強くやっていきます」

 対するJAPAN XVでハーモンと同じ20番をつけるのは、姫野和樹である。2021年、ハーモンの所属するハイランダーズに在籍していた。

 2019年のワールドカップ日本大会でも活躍した日本代表の姫野について、ハーモンは語る。

「ハイランダーズに彼がいてくれたことは私たちにとってもよかった。情熱とパワーを持ってプレーしてくれます。世界でも一番のFW第3列の仲間入りしている。当日、彼に対抗するのも楽しみですし、彼がワールドカップ(2023年のフランス大会)でどんな活躍をするのかを見るのも楽しみです」

 当日、フィールド上でのマッチアップが楽しみだ。

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