日本ラグビーの世界の中での立ち位置が高まった。
5月11日に開催されたワールドラグビーの理事会で、ワールドラグビーの定款の一部改定が承認された。
同改定は、日本ラグビー協会がハイパフォーマンスユニオンとして認められたことを受けておこなわれた。
現地での理事会に出席した岩渕健輔専務理事は、「日本ラグビーフットボール協会が、フィールドの内外で世界のラグビーの発展に貢献してきたことが認められ、ハイパフォーマンスユニオンという新しい地位を与えられたことを、大変嬉しく思っております」とコメントを出した。
日本ラグビー協会は、ワールドラグビー加盟協会の新たな区分の中で、最上位カテゴリーに属したことにより、ワールドラグビー理事会での投票権が従来の2票から3票に増えた。
これまで最上位カテゴリーは、シックスネーションズを戦うイングランド、スコットランド、アイルランド、ウエールズ、フランス、イタリアと、ザ・ラグビーチャンピオンシップの南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンとされていた。
そこに日本が加わる。
岩渕専務理事は今回の決定により、ワールドラグビーの決議の場においてジャパンラグビーの存在感が増し、他のハイパフォーマンスユニオンとの関係性強化を期待したいとしている。