4月下旬、7人制ラグビー(セブンズ)のトップグループ入りを目指す中堅国の代表チームが南アフリカのステレンボッシュに集まり、「ワールドラグビー セブンズチャレンジャーシリーズ 2023」が2ラウンド制でおこなわれ、女子は南アフリカが優勝、男子はトンガが総合1位となった。
この大会には男女それぞれ12チームが参加し、第1ラウンドは4月20~22日、第2ラウンドは28~30日に実施。
女子は、第1・第2ラウンドとも南アフリカが制して優勝となり、トップグループへの昇格が決まり、「ワールドラグビー セブンズシリーズ 2024」のコアステータスを獲得した。
男子は、第1ラウンドをトンガが制し、第2ラウンドはベルギーが決勝でトンガを下したが、各ラウンドの最終順位に基づき付与されるポイントの合計でトンガ(1位・2位)がベルギー(4位・1位)やドイツ(2位・4位)などを上回り、チャンピオンとなった。
男子のトンガは「ワールドラグビー セブンズシリーズ 2024」のコアチーム昇格を目指して5月のプレーオフに出場する資格を獲得し、今季の同シリーズで12位~14位になったチームと総当たりで戦うこととなり、この4チームによるプレーオフを制したチームが来季ワールドラグビーセブンズシリーズの12番目のコアチームとなる。
男子は現在、同シリーズのコアチームは全部で15チームだが、来季から12チームに減ることになっており、下位チームは降格の可能性がある。
2023年シーズンの総合順位は、9ラウンドを終えた時点で11位・ウルグアイ(49ポイント=pt)、12位・スペイン(48pt)、13位・ケニア(37pt)、14位・カナダ(24pt)、15位・日本(16pt)となっており、コアチームのなかで最下位の日本は自動降格の危機にある。次の第10ラウンド、5月12~14日に予定されているトゥールーズ大会を終えた時点の総合順位で、残留、プレーオフ出場、自動降格のチームが決まるため、日本はプレーオフ出場&残留へ望みをつなぐためにも、トゥールーズ大会は最低でも準々決勝に進む必要がある。
■ワールドラグビーセブンズシリーズ(男子) 各大会で付与されるポイント
1位(22pt)、2位(19pt)、3位(17pt)、4位(15pt)、
5位(13pt)、6位(12pt)、7位タイ(10pt)、
9位(8pt)、10位(7pt)、11位タイ(5pt)、
13位(3pt)、14位(2pt)、15位タイ(1pt)