ヨーロッパの強豪6か国が競う2023年のシックスネーションズはアイルランドのグランドスラムで幕を閉じたが、“ティア2(中堅国)グループ”とされる国代表の対抗戦「ラグビーヨーロッパ チャンピオンシップ」も同時期に熱闘が繰り広げられ、ジョージアが6連覇を達成した。
8チーム(ジョージア、スペイン、ポルトガル、ルーマニア、ベルギー、オランダ、ポーランド、ドイツ)によって争われた2023年の大会は、2組に分かれての各グループ総当たりと順位決定トーナメントがおこなわれ、今年秋のワールドカップで同組(プールC)に入ることが決まっているジョージアとポルトガルが決勝進出。
現地時間3月19日にスペインのバダホスでおこなわれた決勝は、序盤にポルトガルが5点を先制したものの、ジョージアは2020年に代表デビューした25歳の快足WTBアカキ・タブツァゼが躍動し、連続トライ(テストマッチ28試合で、ジョージア代表歴代最多トライ記録に並ぶ通算27トライ)を挙げ逆転。その後、強力FWのセットピースでも優勢となり、38-11で制した。
3位決定戦は、同じく今秋のワールドカップに出場するルーマニアが31-25でスペインに競り勝った。そして、5位オランダ、6位ドイツ、7位ベルギー、8位ポーランドとなっている。