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スコットランドがシックスネーションズ2連勝 地元でウェールズに快勝

2023.02.12

鮮やかなハンドリングで仲間につなぐスコットランドのラッセル。ランやキックでも魅せた(Photo: Getty Images)


 1999年以来の欧州制覇を目指すスコットランド代表が、2023シックスネーションズで開幕から2連勝だ。ロンドンでの第1節でイングランド代表を倒したのに続き、現地時間2月11日に地元エディンバラのマレーフィールドでおこなわれた第2節では、ウェールズ代表に35-7で快勝した。

 一方、近年不調が続いて12月に指揮官が替わり、名将のウォーレン・ガットランドがチームに復帰したウェールズ代表だが、2連敗となった。

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 スコットランドは序盤にSOフィン・ラッセルのペナルティゴール(PG)で得点を重ね、守りでは、LOリッチー・グレイのラインアウトスチールやFLジェイミー・リッチー主将のジャッカルなどでピンチをしのぐと、29分には敵陣深くで攻め続けてラインアウトからモールを組み、そこから持ち出したHOジョージ・ターナーがインゴールに突っ込んでTMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)でグラウンディングが確認され、追加点となった。

 そのターナーは32分に危険なプレーでイエローカードを提示されてしまい、スコットランドは数的不利となった時間帯に失点してしまったが、ドライビングモールでトライを挙げたウェールズはその後のチャンスをハンドリングエラーで逃し、流れを大きく変えることはできなかった。

 13-7で迎えた後半、ディフェンスでしぶとかったウェールズに対し、スコットランドは50分(後半10分)にもゴール前でフェイズを重ね、ランで切り込んだSOラッセルからオフロードパスをもらったWTBカイル・ステインがフィニッシャーとなり、点差が開いた。

 56分には反則の繰り返しでウェールズにイエローカードが出ると、直後、数的有利となって敵陣深くで攻め続けたスコットランドは、ラッセルがピンポイントのキックパスでステインの連続トライを演出。

 スコットランドはディフェンスでも奮闘して主導権をキープし、70分にもラッセルのクロスキックからWTBドゥハン・ファンデルメルヴァとFBブレア・キングホーンの力走が続いて5点を追加した。

 プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれることとなるラッセルは、78分には巧みなパススキルでチーム5トライ目をアシストし、スコットランドがボーナスポイントも獲得して快勝となった。

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