前イングランド代表ヘッドコーチ(以下、HC)のエディー・ジョーンズが、オーストラリア代表のHCに就く。
1月16日、オーストラリア協会が発表した。
1月末に5年契約を結び、2027年のワールドカップ(以下、W杯)まで指揮を執る。
現在の指揮官、デイヴ・レニーとの契約は解かれる。
同協会のアンディ・マリノスCEOは、「デイヴのワラビーズでのハードワークと努力に感謝したい。オーストラリアラグビーのためにしてくれたことすべてに感謝している」と声明を出した。
ワラビーズの選手層が厚くなったことを評価し、「デイヴがチャンスを与えたお陰で、W杯に出場できる選手が何人もいる」と続けている。
ジョーンズ氏は12月にイングランド代表HCを解任された。
年末年始は日本で過ごし、東京サンゴリアスで指導したり、コーチングクリニックへの参加など、グラウンド上で精力的に過ごしていた。
オーストラリア協会のヘイミッシュ・マクレナン会長は、「エディーはラグビーのシステムを深く理解し、チームを次のレベルへと引き上げてくれるでしょう」と声明を出した。
W杯を控えたいま、同大会で結果を残してきた世界的指導者と契約できるチャンスを逃したくなかったとしている。
男子代表のワラビーズだけでなく、女子代表にも関与する職務となるようだ。
オーストラリアは2025年にブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズを迎え、2027年、2029年と、男女のW杯を開催する。
ジョーンズ氏は、「オーストラリアのラグビー界にとって計りしれない時代に帰国し、代表チームをW杯で率いることができるのは素晴らしい機会です」とコメントを出した。