11月の国際マッチシーズンで熱戦が続くなか、ワールドラグビーのランキングが更新され、男子は、19度目の挑戦で初めてオーストラリアを倒したイタリアが順位を上げてトップ10入りに近づいた。
イタリアが11位にランクしたのは2013年11月18日以来。
5位のイングランドに39点差で完敗した日本は10位のままで、ランキングポイントにも変動はなかったが、イタリアとの差は1.24ポイントと縮まった。
日本は今週末、過去一度も勝ったことがない2位のフランスにトゥールーズで挑戦。イタリアは、2019年のワールドカップ王者で現在ランキング4位の南アフリカと対戦し、6年前にフィレンツェで歓喜して以来の番狂わせを狙う。
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アイルランドはホームでの11連勝を達成して首位をキープ。
6位のアルゼンチンに競り勝ったウェールズは2ランクアップで7位に浮上した。
惜しくもニュージーランド戦初勝利を逃したスコットランドは9位に順位を下げている。
トップ10外では、来年のワールドカップで日本と同組に入るサモアがジョージアを倒して12位に浮上。地元トビリシで今年のパシフィック・ネーションズカップ王者に敗れたジョージアは、2020年1月以来最低となる14位にダウンした。
女子は、11月12日におこなわれたワールドカップの決勝は歴史にのこる名勝負となり、ニュージーランドの大会連覇で幕を閉じたが、ランキングでは、驚異の30連勝を遂げたイングランドが栄冠は逃したものの1.1ポイント差で首位をキープした。
フランスは、カナダとのワールドカップ3位決定戦に快勝してランキングでも入れ替わった。
サクラフィフティーンの愛称で知られる日本は12位。
そして、アフリカ・ウィメンズカップでブルキナファソを圧倒したコートジボワールは4つ順位を上げて41位となっている。