来年の自国開催ラグビーワールドカップ(男子)で優勝を狙う世界ランキング2位のフランス代表が、パリ郊外にあるスタッド・ドゥ・フランスで現地時間11月5日にオーストラリア代表と対戦し、終盤に逆転して30-29で接戦を制した。
フランス代表はこれでテストマッチ11連勝。今秋のオータムネーションズシリーズでは日本代表とも対戦することが決まっている。
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最初にトライを挙げたのはオーストラリアだった。前半17分、自陣深くからのカウンターでWTBトム・ライトが左外をゲインし、サポートもついて次々とつなぎ、CTBララカイ・フォケティがゴールへ走り切った。
一方のフランスは、FBトマ・ラモスのペナルティゴール(PG)で着実に得点を重ね、1点差に詰めて前半最後、キック&チェイスでプレッシャーをかけて敵陣深くでボールを奪い返し、HOジュリアン・マルシャンが逆転トライを決め、19-13で折り返した。
後半に入って両チームともPGでスコアボードを動かし、迎えた56分(後半16分)、6点ビハインドのオーストラリアが敵陣深くに入ってFWが近場を突いたあとBK展開し、初先発のFBジョック・キャンベルがトライ。SOバーナード・フォーリーがコンバージョンを決め、ゲームをひっくり返した。65分にはフランスに反則があり、PGで3点を追加。
しかし、フランスはこのままでは終わらなかった。両チームともPGで加点し、25-29で迎えた76分、右外でボールをもらった青いジャージーの14番、ダミアン・プノーが2人のディフェンダーを振り切って逆転トライを決めた。
フランスは残り時間で1点リードを守り切り、歓喜となった。