秋のヨーロッパでラグビーの強豪国などが激突するオータムネーションズシリーズが始まり、現地時間10月29日にはエディンバラのマレーフィールドでスコットランド代表(世界ランキング6位)とオーストラリア代表(同9位)が対戦、16-15でオーストラリアがこのカード6年ぶりの勝利となった。
■11月の日本代表戦はWOWOWで! 12日イングランド戦&20日フランス戦を生中継!■
■世界トップ10が参戦「オータム・ネーションズシリーズ」全21試合を放送・ライブ配信■
今年夏のツアーでスコットランド代表デビューした22歳のFBオリー・スミスが鋭い走りでディフェンスを切り裂き先制トライを挙げたが、オーストラリアは前半、SOバーナード・フォーリーがペナルティゴール(PG)を2本決め、6-5で折り返した。
後半先に得点したのはスコットランドで、42分(後半2分)、前に出るディフェンスで相手にプレッシャーをかけ、ロストボールをSOブレア・キングホーンが蹴り自陣を脱出、さらにドリブル&チェイスでトライを決め、逆転した。53分にはPGで加点し、9点リードを奪った。
しかし、55分、危険なプレーをしたスコットランドの選手にイエローカードが出ると、数的有利となったオーストラリアが攻め込み、60分にキャプテンのPRジェームズ・スリッパーがトライ。コンバージョンも決まり2点差となった。さらに、70分にはPGチャンスを得、フォーリーが決めて逆転。
試合終了間際、オーストラリアに反則があり、スコットランドはSOキングホーンがPGを狙ったが、外れ、オーストラリアが16-15で接戦を制した。
なお、メンタルヘルスの問題からカムバックして31歳の誕生日に105日ぶりの試合出場となったオーストラリアのマイケル・フーパーは、背番号7をつけてフル出場、攻守にハードワークして勝利に貢献した。