ラグビーリパブリック

日本でも輝いた元NZ代表ブリッジ、フランスへ。モンペリエと3年契約。

2022.10.14

2018年11月3日、東京でのNZ代表デビュー戦で福岡堅樹を振り切るジョージ・ブリッジ (Photo: Getty Images)


 2019年のラグビーワールドカップ日本大会にも出場してオールブラックスのウィングとして19キャップを重ね、スーパーラグビーのクルセイダーズでも活躍したジョージ・ブリッジ(27歳)が、ニュージーランドを離れ、フランスのモンペリエに移籍することが10月14日に発表された。

 ギズボーン出身のブリッジは、名門のカンタベリーでプロのキャリアをスタートし、クルセイダーズでは2017年から通算67試合に出場、6年連続のスーパーラグビータイトル獲得に貢献した。2018年大会では15トライを挙げてトライ王を争った。
 その活躍が認められてニュージーランド代表のオールブラックスに招集され、同年11月に東京・味の素スタジアムでおこなわれた日本代表戦で初キャップを獲得。後半からの出場で2トライを挙げるなど鮮烈なデビューを飾った。
 そして、2019年のワールドカップでは黒衣の11番をつけるレギュラースターターとなり、4試合先発、初戦の南アフリカ戦と準々決勝のアイルランド戦でトライを記録している。

 クルセイダーズのスコット・ロバートソン ヘッドコーチはブリッジについて、トライを獲れる世界最高峰ウィングのひとりと評し、「彼は勤勉で、タフで、勝者だ。フィールド上での彼のインパクトと、何もないところから何かを生み出す能力は特別な才能です」と称えた。

 モンペリエと2025年までの3年契約にサインをしたブリッジは、「成功と名声を備えたクラブと契約できたことをうれしく思います。クルセイダーズとオールブラックスで得た経験をモンペリエにもたらすことを楽しみにしています」とコメントした。

 昨シーズンのフランス王者であるモンペリエは、連覇を目指し、先週はオールブラックスのプロップとして27キャップを持つカール・トゥイヌクアフェの入団も発表している。

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