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スワインに6週間の出場停止処分。豪州Aの日本遠征スコッド入りもジャパンXV戦は出場不可に

2022.09.22

9月15日のNZ戦でイエローカードを受け、一時退出を命じられたダーシー・スワイン(Photo: Getty Images)


 10月1日から始まる「アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022」に臨むオーストラリアAチームの日本遠征スコッドに選ばれた注目選手のダーシー・スワインだが、オーストラリア代表“ワラビーズ”の一員として出場した9月15日のニュージーランド代表戦で危険なプレーをしたことにより6週間の出場停止処分を受けてしまい、JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)との3連戦でプレーすることはできなくなった。

 来年のワールドカップスコッド入りを目指す長身2メートルのロックである25歳のスワインは、自身にとってテストマッチ16試合目だったザ・ラグビーチャンピオンシップ第5節のニュージーランド代表戦で、途中交代で入ったばかりの前半35分、密集で相手CTBクイン・トゥパエアに対して危険なクリーンアウトをしてしまい、イエローカードを受けていた。左ひざに飛び込まれたトゥパエアは、内側十字靭帯断裂と前十字靭帯の部分断裂という重傷を負い、ワールドカップを前に9か月前後の長期離脱が予想される。

 その後、大会を運営するSANZAARの懲罰委員会のヒアリング等を経て、スワインのプレーはレッドカードに値するものだったとみなされ、6週間の出場停止が決定。「プレーヤーの位置、コントロール、動きなどを通じて、事故は意図的ではなかったが、非常に無謀であることがわかった」として、厳しい処分が下った。
 スワインは11月6日まで出場停止となり、JAPAN XVとの試合ではプレーできない。

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