29歳での初キャップだ。
トップリーグ2021ではトヨタ自動車ヴェルブリッツに所属したジェド・ホロウェイが今週末、オーストラリア代表(以下、ワラビーズ)としてデビューする。
ワラビーズは8月6日(日本時間8月7日)にアルゼンチン代表と敵地、メンドーサで戦う。
ホロウェイは、ザ・ラグビーチャンピオンシップ2022の初戦で6番、ブラインドサイドFLの大役を担う。
ホロウェイは196センチ、118キロ。今年11月には30歳になる。
トヨタ自動車では2試合だけの出場にとどまるも、今年のスーパーラグビーではワラターズのLO、レギュラーで活躍した。
7月におこなわれたイングランドとのテストマッチシリーズでも期待されていた。しかし、ふくらはぎを痛めてチャンスを逃した。
オープンサイドFLのマイケル・フーパー主将、NO8ロブ・ヴァレティニとバックローを組むホロウェイにかかる期待は大きい。
ワラビーズのデイヴ・レニー監督は、ハードにプレーするアルゼンチンFWへの対抗策として、ベンチスタートとなる8人の内訳をFW=6人、BK=2人としている。
FWバックファイブならどこでもプレーできるホロウェイの存在は貴重だ。
この試合には、ホロウェイ以外にも初キャップを掴もうとしている選手がいる。
17番を背にベンチに座る予定のマット・ギボン(レベルズ)だ。足を負傷しているアンガス・ベル、首、肩を痛めているスコット・シオと負傷者が出た左PRを託される可能性が高い。
7月に開催されたパシフィックネーションズカップで、オーストラリアA代表として活躍したことも評価された。
ギボンは27歳。2018年までは、シドニーのクラブレベルでプレー。当時はパートタイムの電気技師として働いていた。
ふたりをメンバーに選んだレニー監督は、「ジェド、マット、そして彼らの家族にとって非常に特別な機会となるでしょう。彼らのテストデビューがポジティブな思い出となるかどうかは他のメンバーの頑張り次第」と報道陣に話している。