ラグビーリパブリック

前世界王者がウェールズにリベンジ エツベスは南ア代表史上最年少で100キャップ到達

2022.07.17

ウェールズのリアム・ウィリアムズにプレッシャーをかけるスプリングボックス(Photo: Getty Images)


 ラグビーワールドカップ連覇へ向けてさらなる強化を図る南アフリカ代表“スプリングボックス”は、7月、遠征してきてウェールズ代表とのテストシリーズに臨み、ブルームフォンテインでの第2戦に敗れ世界ランキング1位から陥落したものの、現地時間16日にケープタウンのDHLスタジアムでおこなわれた最終戦を30-14で制し、雪辱すると同時に2勝1敗と勝ち越してシリーズを締めくくった。

 南アフリカは序盤にペナルティゴール(PG)で先制し、14分にはゴール前の連続攻撃をフィジカル強いSOハンドレ・ポラードがフィニッシュした。

 その後、根気よくアタックを継続したウェールズにトライを奪い返されるなど、2点差に詰められたが、グリーン&ゴールドの男たちは37分、ラインアウトからモールでゴールに迫り、HOボンギ・ンボナンビが持ち出してインゴールに突っ込み、追加点を獲得。17-8で折り返した。

 後半の序盤、ウェールズのSOダン・ビガーにPGを2本決められ、3点差とされた南アフリカだが、52分(後半12分)に攻め込み、主将のFLシヤ・コリシがパワーで赤い壁を壊し、トライを決めて点差を広げた。

 南アフリカはその後、粘り強いディフェンスでリードをキープ。終盤にはポラードのPGで突き放し、ホームでのテストシリーズを制した。

 なお、この試合では30歳のエベン・エツベスが、レジェンドのブライアン・ハバナが持っていた記録を抜いて南アフリカ代表史上最年少での100キャップ到達者となり、世界最高峰ロックに新たな勲章が加わった。

地元ケープタウンで100キャップを達成したエベン・エツベス(Photo: Getty Images)
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