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ウェールズ代表が世界1位のスプリングボックスに逆転勝ち 南アでの勝利は初

2022.07.10

ボールを争う南アのジェイデン・ヘンドリクサとウェールズのルイス・リースザミット(Photo: Getty Images)


 南アフリカに遠征している世界ランキング9位のウェールズ代表が現地時間7月9日、ブルームフォンテインのトヨタスタジアムで同1位の南ア代表“スプリングボックス”に挑み、13-12で逆転勝ちした。
 過去38回の対戦で6度スプリングボックスを倒していたウェールズ代表だが、南アの地で勝ったのは今回が初めて。先週末はプレトリアで健闘したものの29-32と惜敗していた。

 ワールドカップ連覇へ向けて戦力を充実させたいスプリングボックスは、先週末のテストシリーズ第1戦から先発を14人替え、試合登録メンバーには6人のニューフェイスを含む若い布陣で臨んでいた。

 両チームともエラーが多く、決め手を欠き、ペナルティゴールで得点を重ねた。スプリングボックスが6点リードで終盤に突入。

 しかし、76分(後半36分)、スプリングボックスはスクラムで反則を犯し、ウェールズ代表が敵陣深くに入ってチャンスとなる。FWが連続で近場を突いたあと、すばやくワイドにボールを動かし、WTBジョシュ・アダムズが左隅にトライ。そして、SOガレス・アンスコムがタッチライン付近からのコンバージョンを決め、逆転した。

 その後、リスタートはあったものの、ウェールズ代表が1点リードを守り切り、アウェイでの初勝利となった。

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