ラグビーのフランス国内最高峰リーグである「トップ14」は現地時間6月24日、パリ郊外にあるスタッド・ド・フランスでプレーオフ決勝がおこなわれ、レギュラーシーズン2位だったモンペリエが同1位通過のカストルを29-10で下し、初優勝を遂げた。
4年前の決勝では逆の立場でカストルに敗れており、リベンジで悲願達成となった。
フランスのマクロン大統領も激励に訪れ、約8万人の観客の前でおこなわれた決勝。
モンペリエは前半6分、相手のミスキックからチャンスをつくり、NO8ザック・マーサーが蹴ったボールをWTBアルチュール・ヴァンサンがインゴールに押さえ、先制した。10分には次々とボールをつないでゴールに迫り、身長2メートル超のLOフロリアン・ヴェハーゲが突っ込んでトライ。モンペリエの勢いは止まらず、12分には、モールディフェンスでLOバスティアン・シャルローがボールを奪い返して攻めに転じ、華麗なパス回しからFBアントニー・ブティエがフィニッシャーとなるなど、ゲームの主導権を握った。
23-3で折り返し、モンペリエは後半、危険なプレーをした選手にイエローカードが出て数的不利になった時間帯もあったが、チームは崩れず、カストルの反撃を1トライに抑え、歓喜となった。