大韓ラグビー協会は6月4日におこなわれる「2022 アジアラグビーチャンピオンシップ(ARC)マレーシア戦」の代表メンバー23名を発表した。会場は仁川市南洞アジアドラグビー場で16時30分キックオフ。この試合はラグビーワールドカップ2023アジア予選を兼ねており、勝者は7月に香港代表と対戦する。
昨年の東京五輪7人制ラグビーに出場した代表から6名。11月にワールドカップ・セブンズのアジア最終予選で切符を勝ち取ったメンバーから5名が選出された(うち4名は東京五輪メンバー)。韓国代表は35名が5月から選考合宿に入っていた。
そしてマレーシア戦後、6月中旬に来日する予定で調整中だ。当初、26日に予定されていた日本代表予備軍(ナショナル・デベロップメント・スコッド)との練習試合は、「実施は難しい」と藤井雄一郎・男子ナショナルチームディレクターが5月31日の日本代表発表記者会見で明らかにした。
元大阪朝鮮高監督の呉英吉(オ・ヨンギル)大韓協会理事がチーム全体を統括する。指揮するのは7人制代表監督も兼ねる前流経大コーチのチャールズ・ロウ氏。FWコーチはかつてNTTドコモレッドハリケーンズに所属した朴淳彩氏(パク・スンチェ)、BKコーチが元クボタスピアーズSHで延世大コーチを務めていた李明根氏(イ・ミョングン)。2021年春までNECグリーンロケッツに在籍した南暢洙氏(ナム・チャンス)がS&Cコーチを担う。
メンバーは若手主体だ。特に韓国電力の新人ハーフ団、SH李ゴン(韓国電力)とSO金ギミンが注目。李は自ら仕掛けてトライも奪える。FWリザーブのチェ・ソンドクは大学生で五輪に出場した。
<韓国代表メンバー>
※(所属、T=21年東京五輪代表、W=21年アジアセブンズ代表)
1.李ヒョンス(韓国電力) 2.ユ・ジフン(現代グロービス) 3.康太見(カン・テヒョン。韓国電力。’14年度までNEC) 4.金テファン(韓国電力) 5.シン・ダヒョン(韓国電力) 6.ノ・オクギ(韓国電力) 7.イム・ジュンヒ(ポスコ建設) 8.朴ジュンヨン(韓国電力) 9.李ゴン(韓国電力、W) 10.金ギミン(韓国電力) 11.金洸民(キム・グァンミン、韓国電力、TW) 12.金ヒョンス(韓国電力、TW) 13.黄仁朝(ファン・インジョ、韓国電力) 14.鄭演植(チョン・ヨンシク、現代、’19~20年度まで日野、TW) 15.張容興(チャン・ヨンフン、NTTコム、T)
〔リザーブ〕
FW1列:シン・ギス(高麗大)、カン・スンヒョク(軍体育部隊)、チェ・ホヨン(高麗大)
FW2列・3列:朴ジュンボン(現代)、チェ・ソンドク(軍体育部隊、TW)
SH:チェ・ミンソン(ポスコ建設)、SO:呉ジミョン(ポスコ)
BK:張ジョンミン(韓国電力、T)