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フランス代表がグランドスラムに王手 敵地でウェールズ代表との接戦を制す

2022.03.12

ウェールズ代表とのタイトな戦いを制し、喜ぶフランス代表(Photo: Getty Images)


 ヨーロッパの強豪6か国が競う「シックスネーションズ」で12年ぶりのグランドスラム(全勝優勝)を狙うフランス代表が、王手をかけた。現地時間3月11日、敵地カーディフのプリンシパリティスタジアムでウェールズ代表と対戦し、13-9で接戦を制した。

 序盤に両チームともペナルティゴール(PG)で得点し、3-3で迎えた前半8分、フランスはFBメルヴィン・ジャミネのカウンターからWTBギャバン・ヴィリエールも好走でチャンスを広げ、テンポよく攻め込んで大外からFLアントニー・ジェロンシュが抜け、この試合で唯一となるトライを決めた。

 一方のウェールズは、SOダン・ビガーがPGを連続成功で点差を詰め、ディフェンスもよく、後半の戦いにつなげたが、46分(後半6分)、フランスがジャミネのPGで13-9とリードを広げた。

 その後もタイトな攻防が続き、4点を追うウェールズは終盤の73分に敵陣22メートルライン内に入ったものの得点できず、最後まで堅い守りを続けたフランスが逃げ切った。

 2010年以来のヨーロッパ制覇へ向けて前進した首位のフランスは、これで今大会4勝0敗(総勝点18)。2勝1敗で追うアイルランド(総勝点11)とイングランド(総勝点10)は、現地時間12日にロンドンのトゥイッケナムスタジアムで直接対決をおこなう。

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