ヨーロッパのラグビー強豪6か国による「2022 シックスネーションズ」は第2節に入り、前年王者のウェールズ代表は現地時間2月12日、地元カーディフのプリンシパリティ・スタジアムでスコットランド代表に20-17で競り勝った。
今季黒星発進だったウェールズ代表はこれで1勝1敗。一方、初戦で優勝候補のイングランド代表を倒したスコットランド代表だが、連勝とはならなかった。
両チームとも奪ったトライは1本ずつ。
前半11分にスコットランドのWTBダーシー・グラハムが連続攻撃をフィニッシュすれば、ウェールズは31分にラインアウトからモールで押し込みトライを挙げた。
そして、互いにペナルティゴールで得点を重ね、17-17で迎えた67分(後半27分)、得点チャンスだったウェールズに対し、スコットランドのSOフィン・ラッセルが不正なプレーをしてイエローカードとなり、10分間の退出を命じられてしまう。数的有利となったウェールズは、直後の攻撃でトライこそ奪えなかったものの、SOダン・ビガーがドロップゴールを決め、勝ち越しに成功した。
逆転を狙うスコットランドはラストアタックで20フェイズを重ねたが、ウェールズが踏ん張り、最後はカウンターラックでターンオーバーとなり、決着がついた。