ヨーロッパの強豪6か国の代表チームが激突する「シックスネーションズ 2022」が現地時間2月5日に開幕し、アイルランド代表(世界ランキング4位)が地元ダブリンのアビバスタジアムでおこなわれたオープニングゲームで、前年王者のウェールズ代表(同8位)を29-7で下した。
アイルランドは序盤、この日が代表デビューとなったWTBマック・ハンセンが躍動して勢いづき、敵陣深くでの攻撃に移ると、セットピースからテンポよくボールを動かし、CTBバンディー・アキがトライを決め先制した。
その後、主将のSOジョニー・セクストンがブーツで加点し、10-0で折り返したアイルランドは後半早々、敵陣深くに入ってアドバンテージを得て攻め込み、セクストンからの長いパスをキャッチしたWTBアンドリュー・コンウェイが右隅にフィニッシュ。
そして、48分(後半8分)に不運な衝突でウェールズのCTBジョシュ・アダムズにイエローカードが提示されると、数的有利となったアイルランドはその直後、華麗なパス回しと力強い前進でゴールに迫り、コンウェイが連続トライゲッターとなった。
さらに、セクストンが厳しい角度からのコンバージョンを2本連続で決め、貴重な追加点を獲得。
59分にはターンオーバーからのカウンターでバックスがすばやくつなぎ、CTBギャリー・リングローズが力強く駆け上がってディフェンスを破り、勝負がついた。
一方、アイルランドの堅守に苦しんでいたウェールズは、74分にFLテイン・バシャムがパスカットから1トライを奪い返したが、全体的に反則とエラーが多く、ペースをつかむことができなかった。