7人制ラグビー代表の強豪が集う「HSBC ワールドラグビー セブンズシリーズ 2022」は、第3ラウンドがスペインのマラガで現地時間1月21日から23日にかけて開催され、男子は南アフリカが優勝、女子はアメリカが頂点に立った。
新型コロナウイルス感染症の影響により、昨夏の東京オリンピックでメダルに輝いたフィジーとニュージーランドの男・女代表チームが不在のなか、男子の南アは今季開幕から3大会連続の優勝。
マラガ大会の決勝ではアルゼンチンと対戦し、後半に逆転を許したが、残り時間1分で同点とすると、ホーンが鳴ったあとのアタックでセルヴィン・デイヴィッツがディフェンスを切り裂いて劇的なトライを決め、24-17で熱闘を制した。
アルゼンチンは13季ぶり3度目のタイトル獲得に近づいたが、逆転負けで悔し涙をのむこととなった。
女子のアメリカは2020シーズンに自国開催大会で優勝して以来、3度目のカップ制覇となった。
ノックアウトステージではイングランド、フランスに競り勝って決勝に進み、ファイナルでは、総合ランキング1位のオーストラリアを準決勝で倒したロシアを35-10で下し、歓喜となった。
ロシアは2016シーズンのドバイ大会以来3度目の決勝進出だったが、またしても初優勝には届かなかった。
男子の日本は最終日に連勝し、マラガ大会は13位で終えている。
シリーズの第4ラウンドはスペインのセビリアに場所を移し、1月28日から30日にかけて男女合同で開催される。