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男女セブンズ日本代表の新体制決定 英国代表をリオ五輪銀メダルに導いたエイモー氏を招聘

2021.12.27

リオ五輪で男子の英国代表を指揮していたときのサイモン・エイモー氏(Photo: Getty Images)


 日本ラグビー協会は12月27日、男女セブンズ(7人制ラグビー)日本代表の新体制を発表し、2016年のリオオリンピックで男子セブンズ英国代表を銀メダルに導いたサイモン・エイモー氏が新設のテクニカルディレクターに就任することが明らかになった。
 また、ナショナルチームディレクターには男女セブンズTIDディレクターを務めていた徳永剛氏が就任。男子セブンズ日本代表は梅田紘一ヘッドコーチ代行が同職を継続し、女子セブンズ日本代表は鈴木貴士ヘッドコーチ代行がヘッドコーチに昇格する。

 事業遂行責任者の中山光行氏によれば、2024年のパリオリンピックに向けた強化の重要ポイントのひとつとして、世界的知見を取り入れるということを挙げ、実績と合わせ指導経験の豊富なエイモー氏をテクニカルディレクターとして招聘することにしたという。
「エイモー氏には強化計画、国際的傾向分析、スタッフ育成などに関わってもらい、戦略・戦術についてのヘッドコーチおよびヘッドコーチ代行への助言のほか、必要に応じてコーチングもお願いしています」

 選手時代にセブンズイングランド代表の主将を務め、2004年にはIRB(現:ワールドラグビー)の年間最優秀セブンズ選手に選ばれたことがあるエイモー氏。指導者となってからはヘッド・オブ・イングランド・セブンズ(男女)を長年任され、2020年1月から21年5月にかけてはエディー・ジョーンズ氏のもとで男子15人制イングランド代表のアタックコーチを務めた経験もある。

 そしてこのたび、セブンズ日本代表のテクニカルディレクターに任命され、「大変に名誉で光栄なことです。これまで私が見てきた限り、男女どちらのチームも大きなポテンシャルを持っており、そのポテンシャルを十分に発揮できるよう、コーチやサポートスタッフ、プレーヤーのみなさんと共に取り組んでいけることを楽しみにしています。また、日本のセブンズラグビーのプレーヤーやコーチを育成していくパスウェイの整備を進めるお手伝いをし、複合競技大会の頂点であるオリンピックやワールドラグビーのセブンズ大会でメダルを狙えるセブンズ強豪国をめざす日本協会の戦略をサポートできることも、楽しみに思っています」とコメントした。

徳永剛氏 © JRFU

 徳永ナショナルチームディレクターは、チーム運営責任者として、強化方針の策定やチーム編成などの職務に就く。
 大分舞鶴高校、福岡大学出身でサニックスブルースでもプレーし、指導者になってからは女子セブンズユースアカデミーコーチ、男子セブンズユース日本代表ヘッドコーチ、U20男子セブンズ日本代表ヘッドコーチ、女子セブンズ日本代表コーチ、男女セブンズTIDディレクターとキャリアを積んできた徳永氏は、「長く女子セブンズにおける育成世代の発掘や育成に携わってきた中で、微力ながら男女セブンズ代表チームを支えていきます。男女セブンズ日本代表が2024パリ大会で満開の『桜を咲かせる』ことで、今後の日本のセブンズラグビーがさらに発展していけるように精いっぱい努力してまいります」と意気込みを述べた。

梅田紘一氏(左)と鈴木貴士氏 © JRFU

 男子セブンズ日本代表はワールドカップ・セブンズ2022の出場権を逃しており、チーム再建へ向け厳しい目が向けられる。
 ヘッドコーチ代行を継続することになった梅田氏は、2018年には男子セブンズユース日本代表をユースオリンピック銅メダルに導き、ジャパンラグビーコーチングアワード2018特別大賞を受賞しており、指導力への評価は高い。

 そして、女子セブンズ日本代表のヘッドコーチに昇格した鈴木氏は、2019年にユニバーシアード男子日本代表ヘッドコーチとして同大会優勝を成し遂げ、ジャパンラグビーコーチングアワード2019特別賞を受賞。今年は女子セブンズ日本代表を率いてアジアセブンズシリーズを制し、2022年9月に南アフリカ・ケープタウンでおこなわれるワールドカップ・セブンズの出場権を獲得しており、さらなる強化が期待される。

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