この秋、日本代表を圧倒し、南半球王者のニュージーランド代表も下したアイルランド代表が、3戦全勝でオータム・ネーションズシリーズを締めくくった。11月21日、地元ダブリンのアビバスタジアムでアルゼンチン代表と対戦し、53-7で快勝した。
開始から3分も経たぬうちにアルゼンチンに先制トライを許したアイルランドだったが、ペナルティゴールで点差を詰め、前半10分にはラインアウトからモールで押し込み逆転した。23分にもゴールに迫り、FWのパワープレーでトライ。
アルゼンチンは、何度かショットを狙ったがキッカーのFBエミリアノ・ボフェリが不調でなかなか波に乗れない。33分には俊敏なWTBマテオ・カレーラスがブレイクスルーしトライチャンスとなったが、ゴール前で落球。ラインアウトでも確実性を欠いた。48分(後半8分)にはNO8パブロ・マテーラが不正なプレーでイエローカードをもらう悪循環。60分にはLOトマス・ラヴァニニが危険なプレーで一発退場となり、もはや勝ち目はなくなった。
完全に主導権を握ったアイルランドは計7トライを挙げ、南米の雄を退けた。