激闘となったニュージーランド代表×南アフリカ代表の100回目の歴史的対決の興奮さめやらぬなか、タウンズビルのクイーンズランド・カントリーバンク・スタジアムではダブルヘッダーの2試合目(2021ザ・ラグビーチャンピオンシップ 第5節)がおこなわれ、オーストラリア代表がアルゼンチン代表を27-8で下した。
10月に来日して日本代表と対戦することが決まっているオーストラリア代表“ワラビーズ”は、ニュージーランド代表には苦汁をなめさせられたが、2019ワールドカップ王者の南アフリカ代表に連勝しており、今大会これで3勝2敗(総勝点13)となり、2位に浮上。アルゼンチン代表は南半球のビッグ3相手に5連敗となった。
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オーストラリアは前半5分、CTBサム・ケレビの突破からチャンスを広げ、連続攻撃をFBリース・ホッジがフィニッシュし先制した。
19分にも攻め込み、SOクウェイド・クーパーがディフェンス裏に蹴ったボールをCTBレン・イキタウが確保してゴールに迫り、サポートしたケレビが突っ込んでタックラーにからまれながらもインゴールにグラウンディングしたことが確認され、トライとなった。
17-3でハーフタイム。
対するアルゼンチンは、43分(後半3分)にドライビングモールで5点を奪い返したが、規律が悪く、56分には悪質なプレーをした選手にイエローカードが提示され、自分たちを苦しくしてしまった。
オーストラリアは数的有利となった時間帯にペナルティゴールで3点を追加すると、70分には16フェイズ重ねた連続攻撃をWTBアンドリュー・ケラウェイがフィニッシュ。股間部分のけがから復活して途中出場のSOジェームズ・オコナーがトライをアシストしており、またひとつ明るい話題となった。
今年のザ・ラグビーチャンピオンシップは次週(10月2日)が最終節。