国立代々木競技場でおこなわれている東京2020パラリンピックの車いすラグビーは、出場の8チームが2組に分かれて実施した予選グループの総当たり戦が8月27日までに終わり、準決勝に進む4チームが決まった。
日本はグループAの最終戦でパラリンピック3連覇を狙うディフェンディングチャンピオンのオーストラリアを57－53で下し、同組3戦全勝で1位通過となり、4強入り。オーストラリアは初戦でもデンマーク相手に黒星を喫しており1勝2敗となったが、1勝1敗だったデンマークが0勝2敗のフランスに敗れたため3チームが勝点で並び、3チーム間の得失点差により、オーストラリアが2位通過で準決勝進出となった。
グループBは、2戦全勝同士だったアメリカとイギリスが27日に対戦し、2008北京大会以来の金メダルを狙うアメリカが50－48で競り勝ち同組1位通過を決めている。
この結果、日本は28日におこなわれる準決勝でイギリスと対戦することが決定。そして、2016リオ大会の決勝でゴールドを争ったオーストラリアとアメリカが東京大会では準決勝で激突することになった。
5位・6位決定戦はフランス対カナダ、7位・8位決定戦はデンマーク対ニュージーランドとなった。