南半球の強豪4か国がぶつかるザ・ラグビーチャンピオンシップの第2節、アルゼンチン代表×南アフリカ代表戦が、ポートエリザベス(南アフリカ)のネルソン・マンデラ ベイスタジアムで現地時間8月21日におこなわれ、南ア代表が29-10で快勝した。2019年のワールドカップチャンピオンでもある南ア代表“スプリングボックス”は、先週末の開幕節で同じ相手を下しており、2連勝となった。
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南アは強みのフィジカルを活かして優勢となり、プレッシャーを受けたアルゼンチンは反則を多発した。前半、南アはSOハンドレ・ポラードがペナルティゴールで得点を重ね、15-3で折り返した。
先にトライを挙げたのも南アで、46分(後半6分)、敵陣深くに入ってなおもテンポよく攻め込み、左外に人数を余らせてWTBマカゾレ・マピンピがフィニッシュ。52分にはラインアウトからモールで押し込み、HOマルコム・マークスがインゴールにグラウンディングした。
一方のアルゼンチンは、開幕戦に続きこの試合でも南アの堅守に苦しんだが、最後のアタックでFLパブロ・マテーラがトライを獲りきり、意地を見せた。
なお、8月28日にパースで予定されていたオーストラリア代表×ニュージーランド代表戦は、開催地変更を含めスケジュールを再調整することになった。現在、オーストラリアの大部分とニュージーランド全土は新型コロナウイルス・デルタ株の感染拡大を防ぐためロックダウン(都市封鎖)を実施中で、厳しい入国制限をおこなっており、ニュージーランドラグビー協会はホームで予定していた2試合(9月25日と10月2日のニュージーランド代表×南アフリカ代表戦)を開催しないことを決定。大会を運営するSANZAARは、これらを含めた残りの試合をヨーロッパで開催することも検討しているとみられている。