トップリーグ2021でNTTドコモを上位に引き上げる力のひとつとなったTJ・ペレナラが、再びスポットライトの中に立つ。
今週末に予定されているオーストラリア代表戦(8月14日/オークランド/ブレディスローカップ兼ザ・ラグビーチャンピオンシップ)のベンチに入った。
オールブラックスの21番のジャージーを着る。
試合に出場すれば、2020年のアルゼンチン戦(11月28日/38-0)以来のキャップとなる。70キャップに到達する。
同選手はニュージーランド協会との2020年までの契約を終了して日本でプレーした。
サントリーでプレーしたボーデン・バレットや神戸製鋼に在籍したブロディ・レタリックらは、契約の中に含まれているサバティカル(さらに飛躍するための充電期間)を利用しての来日だった。そのため、帰国後すぐに代表復帰が叶った。
しかしペレナラの場合、同ケースとは違ったため、手順を踏む必要があった。
NZ協会とあらためて契約(2023年まで)。出身クラブのノーザンユナイテッドでもプレーした。
ウェリントン協会との契約も経て、代表スコッド入り。先週末の国内選手権、ノースランド戦にウェリントン・ライオンズのSHとして出場する準備も進めていた。
実戦経験を積むはずだったが、代表SHの一人であるフィンレー・クリスティーが負傷したため急遽出場を取りやめ、緊急事態に備えていた。
先週末のオーストラリア代表戦には33-25と勝利するも、終盤に追い上げられたオールブラックス。
ベンチから出場することになるペレナラには、チームにエナジーを注ぎ込む働きが期待される。