南半球ビッグ3(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア)とのザ・ラグビーチャンピオンシップを控えるアルゼンチン代表が、7月のヨーロッパ遠征を勝って締めくくった。
ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに招集されたトッププレーヤー12人を欠くウェールズ代表との第1戦は20-20で引き分けていたが、7月17日にカーディフのプリンシパリティスタジアムでおこなわれた第2戦は、33-11で制した。
アルゼンチン代表がウェールズ代表に勝ったのは9年ぶり。
7月3日にはブカレストでルーマニア代表を24-17で下しており、2勝1分でツアーを終えた。
気温29度という厳しい環境のなか、両チームともハンドリングエラーが多かったが、アルゼンチン代表は前半に2トライを挙げ17-8で折り返すと、後半はウェールズ代表に反則が続いてSOニコラス・サンチェスがペナルティゴールで得点を重ね、リードを拡大。終盤にはゴールに迫ってFLパブロ・マテーラがディフェンスを破り、トライを決め、敵地での戦いを制した。
南半球4か国対抗のザ・ラグビーチャンピオンシップは8月14日に開幕となり、アルゼンチン代表はオープニングゲームで世界ランキング1位(2019年ワールドカップ優勝)の南アフリカ代表に挑む。
なお、アルゼンチン代表は2023年のワールドカップで日本代表と一緒のプールDに入ることが決まっており、日本にとっては注目のチームとなる。