ラグビーリパブリック

フランス代表が31年ぶりに豪州でワラビーズ倒した! テストシリーズ1勝1敗に

2021.07.13

ワラビーズとの激闘を制し、歓喜のフランス代表。中央はSOルイ・カボネル(Photo: Getty Images)


 2023年の自国開催ラグビーワールドカップへ向けて強化を進めるフランス代表“レ・ブルー”は、今夏、オーストラリアに遠征中で、7月13日におこなわれた同国代表“ワラビーズ”とのテストマッチ第2戦を28-26で制した。

 フランス代表がオーストラリアの地でワラビーズに勝ったのは31年ぶり。

 第1戦はオーストラリア代表が23-21で制しており、これで1勝1敗となった。

 メルボルンのAAMIパークで開催された第2戦。
 16-16となった後半に、フランス代表がFBメルヴィン・ジャミネの3連続PG(ペナルティゴール)成功で9点リードとしたが、オーストラリア代表は70分(後半30分)、FBトム・バンクスの突破からWTBアンドリュー・ケラウェイ、FLマイケル・フーパーとつなぎ、トライが生まれ、コンバージョン成功で2点差に詰めた。
 そして、息を吹き返したオーストラリア代表は、74分にSOノア・ロレシオがPGを決めて逆転する。

 しかしフランス代表は77分、敵陣での相手ボールスクラムでFWが奮闘して押し勝ち、PGチャンスを獲得。ジャミネがショットを決めて28-26と再逆転に成功した。

 オーストラリア代表は試合終了間際、フェイズを重ねて敵陣22メートルラインに近づいたが、フランス代表のNO8セクー・マカルーがブレイクダウンでボールにからみ、相手の反則を引き出すファインプレー。やがてノーサイドの笛が鳴り、青いジャージーの男たちが31年ぶりの勝利に歓喜した。

 両チームが激突する今回のテストシリーズは11日間で3試合というハードな日程になっており、最終戦は中3日で迎える土曜日(17日)、ブリスベンのサンコープスタジアムでおこなわれる。

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