ラグビー界は国際マッチ期間に入り、世界ランキング2位のニュージーランド代表“オールブラックス”は7月3日、地元オークランドのマウント・スマート・スタジアムで同13位のトンガ代表“イカレ・タヒ”と対戦、102-0と大勝した。
オールブラックスは驚異的なアタッキングラグビーで計16トライと圧倒。大差をつけても試合終了まで手を緩めず、最後はディフェンスでプレッシャーをかけてターンオーバー、怒涛の攻撃をWTBジョージ・ブリッジがフィニッシュし、100点到達となった。
一方、トンガ代表は、新型コロナウイルスの影響による渡航制限などで招集できない選手がいてベストメンバーを揃えられず、厳しい隔離措置のなかでの準備となったが、誇りをもって奮闘。大東文化大学出身でキヤノンイーグルスやサンウルブズでも活躍したホセア・サウマキが母国の赤いジャージーの14番をつけて初キャップを獲得し、ほかにも12人がオールブラックス相手にトンガ代表デビューを果たし、来週から始まるサモア代表とのワールドカップ2023オセアニア予選へ向け貴重な経験をした。
オールブラックスは来週、再来週とホームにフィジー代表を迎えて2連戦をおこない、その後は、オーストラリア代表とのブレディスローカップ、南半球4か国対抗のザ・ラグビーチャンピオンシップと続く。