ラグビーリパブリック

静岡で屈辱味わったアイルランド代表8人が再びジャパンと激突へ! LOライアンなど先発

2021.07.01

2019年ワールドカップで日本代表に敗れた悔しさを知るジェームズ・ライアン(Photo: Getty Images)


 「静岡の衝撃」から2年。2019年のラグビーワールドカップ日本大会で日本代表に初めて敗れ、リベンジに燃えるアイルランド代表が、7月3日に地元ダブリンのアビバスタジアムでおこなう“ブレイブブロッサムズ”との再戦に臨む試合登録メンバーを発表した。

 4年に一度結成され、現在南アフリカへ遠征中のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに8人の主力選手を送り出し、世界的スターのジョニー・セクストンらベテランの数人が休養で不在、ワールドカップ2019の日本戦でトライを挙げたCTBのギャリー・リングローズは肩の手術を受けることとなり離脱してしまったが、最新世界ランキング4位のアイルランド代表は層が厚い。

 試合登録メンバーの23人中、テストマッチ未経験者はリザーブに名を連ねたギャヴィン・クームズひとりだけ。身長198センチ、体重110キロのサイズでフィジカルが強く、走力があり、FWの2列と3列両方で使える23歳のクームズは、2020-2021シーズンに所属するマンスターで22試合に出場して15トライを挙げるなど活躍し、史上最年少でマンスター年間最優秀選手に選ばれた逸材だ。

 2023年のワールドカップへ向けて中心メンバーのひとりと期待され、今夏ツアーのキャプテンを任された24歳の大型LOジェームズ・ライアンは、内転筋のけがが心配されたが、プレー可能と判断され背番号5をつけて先発する。

 LOライアンは2019年9月28日に静岡・エコパスタジアムで屈辱を味わったスターターのひとりで、ほかにも、FLのピーター・オマーニーとジョシュ・ヴァンダーフリヤー、WTBジェイコブ・ストックデール、CTBクリス・ファレルが再び日本戦での先発が決定。あのとき12-19で負けた試合に途中出場していたPRデイヴ・キルコイン、SOジョーイ・カーベリー、WTBジョーダン・ラーマーは、今度はキックオフから暴れる。
 SOカーベリーは手術を受けた手首が回復し、ワールドカップ2019準々決勝(対 ニュージーランド代表)以来のテストマッチとなる。
 ストックデールは2018年のシックスネーションズで最多の7トライを挙げてアイルランド代表のグランドスラム(全勝優勝)に貢献し、大会最優秀選手に選ばれた欧州屈指のフィニッシャーである。


<アイルランド代表 試合登録メンバー>

1.デイヴ・キルコイン (マンスター/43 caps)
2.ローナン・ケレハー (レンスター/11 caps)
3.フィンリー・ビーラム (コナート/14 caps)
4.アルタン・ディラン (コナート/18 caps)
5.ジェームズ・ライアン (レンスター/35 caps)
6.ピーター・オマーニー (マンスター/75 caps)
7.ジョシュ・ヴァンダーフリヤー (レンスター/31 caps)
8.ケラン・ドリス (レンスター/7 caps)

9.ジェイミソン・ギブソンパーク (レンスター/9 caps)
10.ジョーイ・カーベリー (マンスター/22 caps)
11.ジェイコブ・ストックデール (アルスター/34 caps)
12.スチュアート・マクロスキー (アルスター/4 caps)
13.クリス・ファレル (マンスター/14 caps)
14.ジョーダン・ラーマー (レンスター/29 caps)
15.ヒューゴ・キーナン (レンスター/11 caps)

〔リザーブ〕
16.ロブ・ヘリング (アルスター/21 caps)
17.エド・バーン (レンスター/4 caps)
18.ジョン・ライアン (マンスター/23 caps)
19.ライアン・ベアード (レンスター/3 caps)
20.ギャヴィン・クームズ (マンスター/―)
21.クレイグ・ケイシー (マンスター/1 cap)
22.ビリー・バーンズ (アルスター/6 caps)
23.シェーン・デイリー (マンスター/1 cap)

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