7月3日にオークランドのマウント・スマート・スタジアムでニュージーランド代表“オールブラックス”と対戦するトンガ代表“イカレ・タヒ”の試合登録メンバーが発表され、大東文化大学出身でキヤノンイーグルスやサンウルブズでも活躍したホセア・サウマキが、背番号14をつけてWTBで先発することが明らかになった。
かつて日本代表入りへの強い思いも持っていたサウマキは、29歳になってひとつの区切りをつけ、母国の代表になることを決意。世界的スター軍団のオールブラックス相手に、トンガ代表としてデビューする。
トンガ出身のトッププレーヤーの多くはヨーロッパを拠点としており、新型コロナウイルスの影響で渡航問題や厳しい入国措置があるため、トウタイ・ケフ ヘッドコーチはベストメンバーを組めなかったが、若手などに経験を積ませるチャンスであり、サウマキを含むノンキャップの13人(そのうち9人先発)がオールブラックス戦でデビューとなりそうだ。
トンガ代表は7月10日と17日にニュージーランド国内で、2023年のワールドカップ出場権がかかるオセアニア予選をサモア代表と戦う予定で、その前に貴重な経験をすることになる。
キャプテンは、2015年と2019年のワールドカップにも出場している38キャップのSHソナタネ・タクルアが務める。
トンガ代表の挑戦を受けるオールブラックスのメンバーは木曜日に発表される予定。