フランス最高峰リーグの「トップ14」は現地時間6月25日にパリのスタッド・ド・フランスでプレーオフ決勝がおこなわれ、ハイネケン・チャンピオンズカップのファイナルでも戦ったトゥールーズ(トップ14 リーグ戦1位)とラ・ロシェル(同2位)が再び激突、トゥールーズが18-8で制し、ヨーロッパタイトルとの2冠獲得となった。
トゥールーズは準決勝で司令塔のロマン・ンタマックが頭部にダメージを受け、脳しんとうの疑いで決勝は出場不可となってしまったが、代わって10番をつけたトマ・ラモスがペナルティゴールとドロップゴールで着実に得点。前半40分にはFBチェズリン・コルビがハーフウェイから約50メートルのドロップゴールを決め、リードを広げた。
後半もSOラモスがショットで加点し15点差をつけたトゥールーズに対し、ラ・ロシェルは後半37分にラインアウトからモールで押し込み、両チーム通じてこの試合唯一のトライを奪ったが、トゥールーズがリードを守り切り、歓喜となった。
トゥールーズがフランス最高の栄冠に輝いたのは2シーズンぶり21回目(2019-2020シーズンは新型コロナウイルスの影響で不成立)。ヨーロッパ王座とのダブルタイトル獲得は1995-1996シーズン以来となった。