ラグビーリパブリック

元日本代表の西川征克らがサンゴリアス勇退 元早大主将の加藤広人は25歳で現役引退

2021.06.16

西川征克(左)と加藤広人


 サントリーサンゴリアスが6月16日、2020-2021シーズンをもって退団する選手・スタッフを発表し、11年間在籍した元日本代表のFL/NO8西川征克(34歳)と3年在籍した元ジュニア・ジャパンのLO/FL加藤広人(25歳)が引退することが明らかになった。

 西川はサンゴリアスで4度のトップリーグ優勝に貢献し、2018年には31歳で日本代表デビューを果たして3キャップ獲得、スーパーラグビーのサンウルブズでもプレーした。引退することを決め、「サンゴリアスでは全メンバー・スタッフが日本一という目標のもと、日々取り組んでおり、そのなかで自分自身も仲間に触発され共に成長することができました。今シーズンは準優勝という残念な結果でしたが、現役中にサンゴリアスメンバー・サントリー社員・ファンと共に優勝を喜び合うことができたのは僕の財産です。今後、サンゴリアスで得た経験を活かし、次のステップに向かっていきます。引き続きサンゴリアスへの応援をよろしくお願いいたします」とコメントした。

 早稲田大学ラグビー蹴球部の100​代目主将である加藤は、2018年にサントリーサンゴリアス加入。トップリーグの舞台でプレーする機会は少なかったが、名門クラブで貴重な経験をし、区切りをつけて前へ進む。「今シーズンをもちまして現役を引退することにいたしました。3年間という短い期間ではありましたが、少年時代からの夢であったサンゴリアスで過ごした日々は私自身の人生においてかけがえのないものとなりました。これからは社会人として成長できるように努力していきます。引き続きサンゴリアスの応援よろしくお願いいたします」

サントリーサンゴリアスの10番を着て活躍したボーデン・バレット(Photo: Getty Images)

 そのほか、もともと1シーズンのみの契約で、トップリーグ2021で準優勝に終わったあと惜別の言葉を語っていたニュージーランド代表のSO/FBボーデン・バレット(30歳)も退団となり、4季在籍したFLジョーダン・スマイラー(35歳)、2季在籍したSHリチャード・ジャッド(29歳)とユーティリティBKウィル・チャンバー(33歳)も新たな道に進む。

 スタッフでは、有賀剛アシスタントコーチなど4人が退任となった。

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