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栄冠獲得のパナソニック坂手主将、「全員が仕事をやり切った。みんなを誇りに思う」

2021.05.23

日本一の栄冠に輝き、歓喜のパナソニック ワイルドナイツ(Photo: Getty Images)


 最後のトップリーグでチャンピオンになったのはパナソニック ワイルドナイツだった。5月23日に秩父宮ラグビー場でサントリーサンゴリアスとプレーオフ決勝を戦い、31-26で制して、2015年度以来5回目の優勝となった

 今季、プレーオフトーナメントでは初めての試合メンバー入りとなり、この日は背番号2をつけてワイルドナイツをけん引したキャプテンの坂手淳史は、試合後のテレビインタビューで目を潤ませながら、「1年間、たくさん準備しましたし、ワイルドナイツ全員でこの決勝のために準備してきたことをすべて出すことができました。本当に満足してますし、とてもうれしいです」と喜びを語った。

 決勝で勝因となったのは、リーグ戦から強さを見せてきたディフェンスだった。後半、圧倒的な攻撃力を誇るサントリーに追い上げられたものの、堅守はこの試合でも最後まで光った。
「僕たちの持ち味のディフェンス、そして、規律。そういうところも存分に出せたと思います」

 試合に出たメンバーだけでなく、チーム全員がそれぞれの仕事をやり切った結果が今日の勝利につながったと坂手主将は言う。
「みんなが目標に向かって一つのことをやり切る。そういう力に長けていると思います。本当にみんなを誇りに思います」

 新型コロナウイルスの影響で昨シーズンはリーグ不成立。今季も厳しい状況だったが、大会運営者、参加した全チーム、そして観客も感染予防対策を徹底して、無事にシーズンを終えた。

 そんななかで栄冠を手にしたパナソニック ワイルドナイツの坂手主将は、最後、ファンに向けてこう言った。
「応援ありがとうございました。本当に大変な状況ではありますが、たくさんのファンの方々の前でゲームをすることができ、優勝することができて本当にうれしく思います。(来季)リーグは変わりますが、今後とも、日本のラグビーを全員で盛り上げていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。ありがとうございました」

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