今年6月26日にスコットランドのマレーフィールドスタジアムで開催される日本代表×ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの試合は、16,500人の観客の前でおこなわれることになりそうだ。
イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドの一流選手を集め4年に一度編成されるドリームチームがホームで試合をするのは貴重で、英大衆紙のデイリー・メール(電子版)によると、昨年11月から発売されていたチケットは最初の抽選販売で5万枚が売り切れていた。しかし、新型コロナウイルス感染症の問題が収束していない状況では約67,000人収容のマレーフィールドを満員にすることは許されず、スコットランド政府と協議した結果、対人距離のソーシャルディスタンスを確保するために定員の3分の1未満しか入場できないこととなった。
それでも、マレーフィールドに観客を入れて国際試合をおこなうのは昨年3月以来初めてとなり、この16か月間でイギリスでのラグビー試合における最大の観客数となる。
ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは日本代表戦のあと南アフリカへ遠征し、2019年のワールドカップで優勝した同国代表“スプリングボックス”とのテストシリーズなど8試合を予定しているが、こちらはすべて無観客になる可能性が高いといわれている。