オーストラリア代表のロックとして25キャップを重ね、2019年のワールドカップにも出場したアイザック・ロッダが、昨年9月からプレーしていたフランスから帰国し、ウェスタン・フォースに加入することが今週発表された。
現在24歳のロッダは、2017年から2020年までレッズに在籍していたが、新型コロナウイルスの影響で財政難となったオーストラリアラグビー協会ならびにクイーンズランドラグビー協会(レッズ)から求められた給与カットに同意せず、フランスのリヨンに移籍していた。また、レッズ退団は、ブラッド・ソーン ヘッドコーチとの対立も要因のひとつだったのではないかと現地メディアで報じられていた。
ソーンは、給与カットの問題でレッズを退団したロッダが1年も経たないうちに帰国し国内のライバルチームに加入することについて、不満を表明している。
一方、フォースのティム・サンプソン ヘッドコーチは、「私たちとオーストラリアのラグビーにとって、アイザックのような選手が戻ってくるのは素晴らしいこと」と歓迎。「彼が私たちのクラブの一員として前進することに心から興奮している」と述べ、スーパーラグビーAUでの活躍を期待している。
ロッダは、「母国に戻り、スーパーラグビーの舞台で再びプレーできることになってうれしい。フォースは非常に大望のあるクラブであり、大会で一番になることを目指している。それに最大限貢献できるようがんばりたい」とコメントした。