2023年ワールドカップの先行販売は「ラグビーファミリー」登録から。3月4日、日本時間夜にワールドラグビーの会見があり、同大会のチケッティングが発表された。
◆本日日本時間20時から始まったチケッティング、今後の予定チャート
開幕まで約2年半という段階で、メディア向けにリモートで発表された、2023年フランス大会でのチケット販売。
予選プール組み合わせ抽選、試合日程の決定に続き、これまでの大会より早い段階での発表となった。
今取れるアクションはチケット先行販売の対象者となる「ラグビーファミリー」への登録だ。
3月4日正午(以下、全てフランス現地時間。日本時間より8時間遅れ)から13日の午後11時59分まで、公式サイト(https://tickets.rugbyworldcup.com/en/join-the-2023-family)で行うことができる。
登録者は、15日正午から4月5日午後6時まで先行販売チケットの購入が可能。
大会スポンサーであるマスターカードで決済を行う登録者は、15日正午から17日午後8時までの間、優先購入権を与えられる。
一般販売は、4月6日午後6時(夏時間導入時期の為、日本より7時間遅れ)に開始される。
2019年日本大会でも好評だった「試合会場パック」、「チームパック」の販売も行われる予定。日本代表の予選プールでの4試合パックは、カテゴリー4席で185ユーロ(約2万4千円)。
最も高価なパックは、開会式付きカテゴリー1のフランス代表パックで、1355ユーロ(約17万5千円)。
現時点で最も安価なパックはスコットランド代表のカテゴリー4席で、140ユーロ(約1万8千円)。
試合会場パックにも値段の傾斜がつけられており、値段は試合の興行価値によって決められているという。
チケットの総数は260万枚で、日本大会での180万枚、2015年イングランド大会での247万枚を上回り、史上最大の規模となる。
また、フランス大会ではE-チケット制が導入され、チケットの違法売買や詐欺などへの取り締まりも強化される。
注目は、料金の3回までの分割払いや、複数の購入者による割り勘を可能にした新しい決済の仕組み。特に理由のないキャンセル時にも70%の返金を保証するなど、大会史上最大数のチケットを売り切るため、さまざまな工夫が見られる。
会見では、「我々独自のクリエイティビティを駆使し、フランスらしい素晴らしい大会にする」と誇らしげな笑顔を見せた、“フランス2023” クラウデ・アーチェCEO。すべてのチームに、試合ごとに5日間以上の休息日を担保し、その結果、大会期間も史上最長の51日間となる。大会登録選手枠もこれまでの31から33に拡大され、2023年フランス大会は文字通り史上最大規模の大会となる。
日本大会で「一生に一度」の体験をしたファンたちにとっては、今から2年半後のフランスが楽しみで仕方がないだろう。
「ラグビーファミリー」への登録は https://tickets.rugbyworldcup.com/en/join-the-2023-family