ラグビーリパブリック

2019年の興奮再び。「いつかここ(釜石)でナミビア×カナダを」の夢、実現へ前進

2021.02.27

あの興奮と友情が、ふたたび釜石鵜住居復興スタジアムに戻ってくる。(Getty Images)



 ふたたび仲間が、釜石に集えるかもしれない。
 2019年10月13日、その日に釜石鵜住居復興スタジアムで開催が予定されていたラグビーワールドカップの一戦、ナミビア×カナダ(プールB)は台風19号の被害を受けて中止となった。
 その試合を実現させたいという声は以前からあった。
 その夢が叶うかもしれない。

 2月26日、釜石市が発表した令和3年度予算案(令和3年度予算の概要と主要事業)に「いわて・かまいしラグビーメモリアルイベント開催事業」として6823万2000円の予算が盛り込まれた。
 これは、「ナミビア×カナダの実現を軸としたラグビーのイベントを開催し、ラグビーを活かしたまちづくりの推進と交流人口の増大、イメージア ップを図る」(同市発表)ことを目的としている。

 2021年11月の開催を予定している。
 試合のほか、ファンゾーンでのイベント開催も予定されているだけに、実現すれば多くの人たちを巻き込んだものになりそうだ。

 ナミビア、カナダの両国の選手たちは試合こそおこなえなかったが、地元ファンとふれあったり、ボランティア活動を通して、あたたかな記憶を残していた。

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