トヨタ自動車ヴェルブリッツに加入するマイケル・フーパーは、オーストラリア最高選手の称号を手にしてジャパンラグビートップリーグ2021に参戦する。
オーストラリアラグビーの年間表彰が12月15日におこなわれ、最高選手に贈られる「ジョン・イールズ メダル」は同国代表“ワラビーズ”の主将でもあるフーパーに輝いた。2013年、2016年に続く3度目の受賞であり、イズラエル・フォラウに並ぶ史上最多タイの選出となった。
新型コロナウイルスの影響でインターナショナルマッチ期間は限定的だった2020年、オーストラリア代表は1勝3分2敗という成績だったが、宿敵ニュージーランド代表との今季4戦目でデイヴ・レニー ヘッドコーチ率いる新体制での初勝利を挙げ、常に体を張ってチームを鼓舞した世界最高峰フランカーのフーパーは、ワラビーズでのキャップ数を105に伸ばした。
ジョン・イールズ メダルは、各テストマッチ後におこなわれる全ワラビーズ選手の投票をポイントにしてその合計で決めることになっており、フーパーは91ポイントを獲得。次点はWTBマリカ・コロインベテの88ポイントで、PRジェームズ・スリッパー(79)、SHニック・ホワイト(61)、ユーティリティBKリース・ホッジ(56)と続いた。
なお、スーパーラグビーAUの最優秀選手賞はレッズのPRタニエラ・トゥポウが受賞。同じくレッズからは、今年オーストラリア代表デビューを果たしたバックローのハリー・ウィルソンが最優秀新人賞に選ばれている。