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フィジー代表に29件のコロナ陽性 フランス戦に続きイタリア戦も中止決定

2020.11.18

2019ワールドカップ以来となる強豪との対戦を楽しみにしていたフィジー代表(Photo: Getty Images)


 先週末に開幕した「オータム・ネーションズカップ」の主催者は11月17日、フィジー代表の複数の選手が新型コロナウイルスの検査で陽性だったことが確認されたため中止となった15日のフランス代表×フィジー代表戦(グループB)について、28-0でフランス代表の勝利にすると発表した。4トライ以上挙げた場合に追加されるボーナスポイント付きで、フランス代表には勝点5が与えられた。フィジー代表は勝点0。

 大会主催者は、「フィジー代表に過失はないが、最終的な責任がある」としている。

 そして、フィジー代表は今週末の21日にイタリア中部のアドリア海沿岸にあるアンコーナでイタリア代表と対戦することになっていたが、この試合も中止が決定。主催者によれば、16日におこなわれた最新のコロナ検査で、29件の陽性が確認されたという。

 フィジー代表の残りの試合については、現在検討中とのこと。

 大会主催者は、この難しい状況に対処するためフィジーチームと常に連絡を取り合っており、最優先事項はすべての選手とスタッフの無事安全だとしている。

 今大会は、ヨーロッパの強豪6か国“シックスネーションズ”にフィジーとジョージアが加わり、8か国の代表チームが参加。2組に分かれて各グループで総当たりをおこない、それぞれのグループの同じ順位のチーム同士が最後に戦って最終的な順位を決めることになっている。

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