ジャパンラグビートップリーグチームのトヨタ自動車ヴェルブリッツは10月29日、2020年度のキャプテンに、NO8キアラン・リードとSH茂野海人が共同で就任することが決まったと発表した。
2017年度から3季連続でキャプテンを務めていた姫野和樹は来年、スーパーラグビーに挑戦するためニュージーランドのハイランダーズに期限付きで移籍することが決まっており、1月16日開幕のトップリーグ2021には参加しない。
リードは昨年のワールドカップまで、世界最強軍団と呼ばれたニュージーランド代表“オールブラックス”のキャプテンを務め、そのリーダーシップは誰もが認める。インターナショナルキャリアは127キャップで2度のワールドカップ優勝に貢献しており、2013年には世界最優秀選手に選ばれるなど、超一流のレジェンドである。
一方、日本代表として10キャップを持つ茂野は、2019ワールドカップスコッドのひとり。トヨタ自動車では、2018年度と2019年度に副将を務めていた。
世界屈指のキャプテンシーでトヨタ自動車ヴェルブリッツをけん引することになったリードは、「共同キャプテンに任命され光栄に思います。茂野選手と共に私の経験を活かし、チームの成功たるシーズンになるようつくりあげていくことが楽しみです。私は本当にチームが勢いを築き上げながら、未来の成功に向かって着々と前進していると感じています。新加入選手たちもとても献身的で熱心な仲間となり楽しみです」とコメントした。
茂野は、「伝統あるチームのキャプテンに任命していただき大変光栄に思います。今シーズンこそ目標である優勝を成し遂げファンの皆様と共に喜び合いたいと思います」と述べ、トップリーグ初制覇へ向け燃えている。