オーストラリア代表、ワラビーズのキャプテンを務めるFLマイケル・フーパーが10月11日におこなわれるオールブラックス戦(2020年ブレディスローカップ第1戦)で100キャップに到達する。
2012年のスコットランド戦で初キャップを得たフーパーは、2014年から同代表の主将に就いた(82代目主将)。22歳223日での就任は、1961年に21歳354日でチームを率いたケン・キャッチポールに次ぐ若さだった。
新しく指揮官に就き、フーパーを主将に指名したデイヴ・レニー監督は、その理由をこう話している。
「彼には本当に感銘を受けています。 (自身が監督に決まって以来)たくさん話しをしてきましたが、その間、情熱とコミットメントを感じてきました。優れた姿勢、倫理観を持つ男で、若い選手たちにとっては素晴らしいお手本になる」
リーダーシップを高く評価し、「ワラビーファミリーからも高く評価されており、彼の任命は簡単に決まった」とした。
フーパー自身も「ワラビーズのキャプテンを務めることは、絶対的な名誉」と話し、これまでと変わらぬ態度でリーダーを務める覚悟を口にしている。
「ワラビーズのジャージを着られることは光栄なことです。チームメートを率いて、過去に活躍した選手たち、そしてすべてのオーストラリア人を代表していることを誇りに思っています。チームとしてこれから何を達成していくのかを明確にし、仲間たちとともに有意義な時間を過ごしてきたし、これからもそうしていく」
今回がキャプテンとして47試合目となるフーパー。その数字は、59試合のジョージ・グレーガン、55試合のジョン・イールズに続くもので、その豊富な経験は、若いメンバーが揃うワラビーズにとって価値の高いものとなるだろう。
2021年1月に始まるトップリーグ2021からトヨタ自動車ヴェルブリッツに加入する。母国を離れる前に大仕事を成し遂げたい気持ちは強いはずだ。